【USED LPs】灼熱の日々は続く。買付ソウル、男性ソロでひと山。
8月6日。
本日は広島原爆投下74回忌。
昨夜、閉店間際にレギュラーLP、買付ソウル男性ソロものでひと山追加済みです。
スティーヴィーの70年代前半の名作ベストセラー群などが顕著な例ですが、ほんの数年前まではアメリカのレコ屋ではほぼバーゲン扱いで容易に安価で複数枚入手できたこれらのタイトルですが、現地でもその数は急激に激減、値段は高騰の一途をたどっています。
スティーヴィーに限らず、ビートルズ、ストーンズ、ビーチ・ボーイズ、ディラン、ニール・ヤング等、これらのカタログは、当時と日本とは比較にならないほどアメリカでは売れていて中古盤LPもかつては潤沢・安価でありました。つまり、アメリカやヨーロッパでは「歌謡曲」同然だった扱いからそのアーティスト・パワーとその確かな内容から「歴史上のヒーロー」に昇格しオリジナルLPの数的減少と歴史的価値が反比例の度合いを高めたことでそれらのタイトルはいつのまにか以前の数倍、場合によっては十数倍のプライスでガラスの向こう側にディスプレイされるようになってしまいました。この傾向は、アメリカのレコ屋から発生した「レコード・ストア・デイ」のムーヴメントから目に見えて顕著化しています。日本でも山下達郎を筆頭としたいわゆるシティ・ポップがこの傾向を象徴しています。
スティーヴィーに話を戻せば、「インナー・ヴィジョンズ」や「キー・オブ・ライフ」などのタイトルは値段こそ高騰しているもののそれでもまだなんとか入手できますが、同じ70年代のニュー・ソウルを代表するマーヴィン・ゲイ、ダニー・ハサウェイ、カーティス・メイフィールドの主要なタイトル群はアメリカの一般的な中古レコ屋の棚からはほぼ姿を消した、たまに見かけてもスティーヴィーどころではないビックリ・プライスで陳列されている光景に私も驚かなくなりました。
私の個人的な印象ですが、中古、新品プレスを含めここ数年つづいたアナログ・レコード・ブームは昨年あたりからあきらかにトーンダウンしていると思います。それなのに一度昇りつめてしまったレコ価格はそのまま。
まだまだ海外のサイトでは法外な値段でやり取りされている商品も多数ありますが、私個人としては商売的に危機感を覚えてしまいます。
なんだかビジネスの話になりかけました。こんなことを書きだしたら超マスターベーション長文になってしまいますのできょうはここらへんで。
今週末のサマ・カニ名古屋用商品の仕込みと並行して店頭レギュラーLPも追加するよう努めます。なんてったってサマ・カニ会場はわが街大須で開催されますから。
昨日の名古屋の最高気温は37℃!この夏最高をマークしたそうです。
そのなかでJIRRIキッチンカーも来てくれました。
ハズさんミキさんの人徳はまさに想像以上で、熱波のアウトドアにもかかわらず多数のお客様(取り巻きさん?)がJIRRIドリンク&フードを求めてお出でいただきました。私も仕事中にもかかわらず一杯だけいただいちゃいました。かき氷にウイスキーかけたキラーな一杯。
この一杯がマワることマワること💦
仕事中のアルコールはほどほどにしないとあとで泣きをみますが、グレヒに新たな風物詩が誕生しこんなにうれしいことはありません。縁とはこういうもの。超感謝。
サマ・カニ名古屋のお盆前三連休も猛暑かと思いきや、8月6日現在、日本のまわりに台風がふたつ、台風になりかけの熱帯低気圧がひとつ。そのうちの台風8号はすでに九州に上陸しています。
今朝の「とくダネ!」ではこの週末、これらの台風たちがどのようなコースをとりいかなる被害を及ぼすのか二、三のパターンを想定して解説していましたが、現段階ではどのコースが現実的なのかはまだ読めない、みたいなことを言っていました。
台風が三つもあるのならば日本全体が細心の注意を払うほか手はありません。
台風のことばかりに心を砕くのはなんともシャクに触りますがとはいえムリは禁物。
海、山のレジャーに向かわれるかたも多かろうと思います。われわれも新会場でのサマ・カニに全神経を注ぎます。
台風の影響が最小限にとどまることを祈りつつ、皆様のご来店をお待ち申し上げます。
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