【USED RECORDS】レギュラーLP、ソウルでひと山ドロップ。





8月21日。
レギュラーLP、ソウルでひと山ドロップ済みです。
基本オリジナル盤ですが、ところどころに再発盤、そして画面からも判別できるようにP-VINE等の日本盤も混ざります。
わりとまとまったヴォリュームでお売りくださったお客様の荷物。
一口に「再発盤」とは言いますが、これはあくまでレコ屋運営上の便宜的な表現です。
本稿ならば、写真1枚目下段右のテンプテーションズや2枚目中段のマーヴィン・ゲイ”LET’S GET IT ON”はまさに再発盤。
ですが、これらは60年代後期のオリジナル・リリース盤に対し70年代末期~80年代初頭にモータウンがリリースした正規再発盤。
マスター・テープも同一のものを使用、と考えるのが自然です。
転じて、90年代に入りおもにDJブームに乗じた音源の出自も怪しげな再発盤たち。
正規なのか、あるいは実質的にブートなのか、それすらもハッキリしないシロモノがそれこそ星の数ほど流通しました。
これらの再発タイトルは90年代後半以降に爆発的に出回り、またよく売れました。
とくにオリジナル盤が激レアで出てきたとしても高嶺の花とされるタイトル。
DJ系のタイトルならばジャクソン・シスターズあたりがそのその象徴でしょう。
グレヒでも当時は大々的に取り扱いました。意識的にはもちろん正規盤として。
ジャクソン・シスターズはアメリカ・プレス盤と並行して日本の業者であるシスコからもリリースされていました。
後者はジャケこそ硬い紙を使用した日本製でしたがマスターはどこのものを使用してたのでしょう?
あの時代のレア盤の再発盤は「板起こし」といわれる、比較的に状態の良好なオリジナル盤から音源を引っ張ってくるケースも多々あったようです。
何が言いたいかといいますと、「再発盤」とはいえそのプレスされた年代や行程から商品的にはまったく設定が異なる、ということです。
さらには商品価値的=店頭売価および買取時の査定にも差が出てくるのも当然のこと。
2010年以降あたりからは正規のルートから供給された音源をリマスターし重量ディスクでプレス、ジャケも厚い紙と丁寧な印刷を施された高品質な再発盤が多種にわたって流通し現在もその潮流は継続しています。
ただ、そういった高クオリティ再発盤は時間を追うほどに新品時点での店頭売価も上昇の一途。
一枚もののアルバムでも売価¥5,000前後でももはや驚かなくなりました。
50~60年代にオリジナル・リリースされたタイトルの70年代後半~80年代前半プレスの正規再発盤はもはやそれ自体がヴィンテージといえるほどに時が流れてしまいました。
その時代にはそれらの音楽そのものの歴史的な検証も進み、オリジナルにはなかった編集作品やコンピ作品も多く作られました。
アメリカのRHINO、英国ならばCHARLY、ACE、EDSEL、DEMON、SEE FOR MILESなどが代表的なレーベル。彼らはオリジナル作品のストレートな再発はもちろん、入門者にはありがたいベストものやテーマに沿ったアーティストの音源をまとめたコンピものもたくさんリリースしました。
私は体験的にそんな80年代系再発カルチャーの恩恵をどストレートに受けた世代ゆえ、おなじ再発ものでも90年代以降のそれとは一線を引いて評価したいと思います。
上記のソウルLP群はオリジナルにくわえ先述の二世代の再発盤が混在しています。
オリジナル盤と先述の初期系再発盤にはなるべくコメントカードを付け、90年代以降系の「カジュアル再発盤」群はラベラー直打ちにて安価に提供したいと思います。
引き続きこの一群を商品化、ひと山くらいになった時点で随時店頭追加&告知してゆきます。
このカタマリばかり触っていたらほかのジャンルがお留守になってしまいますのでバランスを取りながら。
話かわりまして、下記に見慣れないQRコードが載せてあります。
こちらは現在、私が懇意にさせていただいている中小企業診断士の方からのご依頼で、グレヒをご利用されるお客様にアンケートを取ってほしい、とのことでこのたび協力をさせていただくこととなりました。
こちらのアンケートは24日(水)いっぱいで受付終了。たいへん短い期間にて甚だ恐縮に存じますが、お気が向かれた、あるいはお手すきのお客様にご協力いただけますとたいへん助かります。
今回は多少実験的な試みであること、突貫工事同然で時間が少なかったことを受け私どもサイドからの一方的なお願いになってしまいましたが、次回またこのようなケースを実施の際には割引クーポン等の特典を付属させることも考慮しております。
「平素は当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、さらなるサービスの向上を目的とし、アンケートを実施する運びとなりました。恐れ入りますが下記のQRコードからご質問にご協力いただき、ご意見をお聞かせ願えますと幸いです。」
なんだか、とりとめのない長文になってしまいました。
読むだけでもカッタルイですよね?私の駄文w
ここまでお読みいただいた奇特な方にあらためて御礼申し上げます。
8月も残すところ10日あまり。お盆過ぎると本当に早い。
願わくば、ギンギラのお日様と心地よい宵の風のなかで行く夏を惜しみたい。
もうゲリラ豪雨はイヤです。ジーンズも一時間でカピカピに乾く太陽に戻って来てほしい。
皆様のご来店をお待ち申し上げます。

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