【レジ袋&副資材】有料化につきまして。
2020年7月1日。
昨日、6月末日の名古屋の空は朝から、ところどころで小康状態にはなるものの、基本ドシャ降りのまま一日が過ぎました。
21世紀以降としては歴史的混沌を極めた2020年の前半が終了しました。
1月の下旬、日本では横浜に停泊したクルーズ船から端を発したコロナウイルス禍は瞬く間に日本全土に波及、そして3月の上旬には欧米に飛び火しあっという間に地球全体の大パニックへと発展しました。
オリンピックと高校野球が春夏連続で中止とはまさに前代未聞。事の重大をあらためて痛感させられるというものです。
アウトブレイクのクラスターがオーヴァーシュートしたことでパンデミックを生み世界中の主要各都市がロックダウンされる。今年の流行語大賞候補はすでに過剰エントリー傾向にあります。
日本では6月に入り各自治体で4月に発令された緊急事態宣言が徐々に解除されはじめ数日前には県境をまたいだ移動の制限も緩和されました。
いまだ感染者増加に歯止めがかからないアメリカやブラジルにくらべ感染者数を圧倒的少数に抑え込むことに成功した(とされる)わが国。
季節が梅雨から夏本番へと移行しふたたび涼しくなりはじめるころに第二波の襲来を懸念する声もあがっています。
どうかこのまま、超スロー・ペースでもかまわないから終息しながら秋と冬を迎えたい。心から祈ります。
さて、皆様もご周知のように本日より日本全国の小売店舗にてレジ袋が原則として有料化されました。
これは言うまでもなく石油を原料とするプラスティックごみの削減を目的としたものであります。
これまで最もプラステック製レジ袋が消費されていたのは当然スーパー、コンビニといった業態で削減のメイン・ステージもその二業態になることは想像に難くありません。
しかし此度の有料化はわれわれのような趣味性が強く客層が限定されるサブカル商品を取り扱う業態でも商品を包装しお客様にお渡しするショッパーまたはハンガー=いわゆるレジ袋が石油原料材質ならば有料化の対象となり得ます。
本当は袋の厚み等の細かな規定があり場合によっては対象外になることもあるそうです。
前置きがやたらと長くなってしまい恐縮に存じます。
結論を言いますと、グレヒはもうしばらくの期間、レジ袋の有料化を見送る判断としました。
これを決定したのは先の6月最終日曜、28日です。
前日の土曜までは有料化のつもりで動いておりそのような告知もしましたが突然気が変わり私の一存で有料化凍結を決断しました。
この7月からのレジ袋有料化はコロナ・ショック以前から決定していたことで、今年の正月過ぎには同業者間でこのことが話題になっていました。
営業の自粛と県境をまたいだ移動の制限が解除されたとはいえ、商売がコロナ以前の状態に回復した、と言及できる方は多くないと思います。生活必需の最後尾に位置し不要不急の最たる業態であるわれわれ中古音楽ソフト業者ならなおさら。業績の回復までにはまだまだ長い時間を要すると考えます。
したがってここは自分の商売を守るためにも一定期間はエコロジーよりもエコノミーを優先するしか手はないと私なりの判断に至りました。
私もこのコロナ禍がなければ天然モードで何も考えずにレジ袋有料化に踏み切っていたと思います。図らずも今回のコロナ・ショックが社会を見直す勉強材料になりました。
レジ袋の無料配布期間はこの第一波が国内において一応落ち着きをみせ経済が原状回復に近づいたと肌で感じられるまで。
ひじょうに漠然とした言い方ですがそれでいいと思っております。
この調子で第二波が来なければだいたい10月あたりから有料化を実施させていただこうかと。
その場合の価格は、袋小、CD、7インチ・シングル用が1枚¥5、大、LP用が¥10。ともに税込価格です。
そしてもうひとつきわめて重要なお知らせ。
これまでグレヒ1F・レギュラー商品に無償で付与していた内袋=いわゆる副資材の類を本日よりすべて有料化させていただくこととなりました。
これら副資材は同じ石油製品であってもレジ袋ではないので今回の有料化の対象にはなりません。ですが昨今の中古レコ屋業界がことごとく副資材有料化へと移行する情勢に鑑み当店も倣わせていただくこととしました。
これはまさに便乗値上げではないのか?
そのようなご指摘を受けたら、はい、そのとおりです。とお答えするしかないです。
副資材売価一覧を貼っておきました。各アイテム、1点からこの価格でお分けいたします。おそらく他店様よりもちょっぴりお求めやすい価格になっていると思っております。
10インチLP用内袋、CD特殊形態ケース、DVD/ブルーレイ用ケース、CD収納用ダンボール箱等上記一覧表に掲載されていない商品も在庫があればその場で販売、なければお取り寄せも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
それにしても、今回のレジ袋有料化の主目的がプラスティックごみ削減による環境保護であるというのであれば、なぜ企業は環境破壊の元凶たるプラスティック製品を、あのコンビニ・レジ袋を生産し続けるのか?これを消費者が有償で購入することでケツ拭きをしなければならないのか?
以前から私はこれが甚だ疑問でありました。環境保護先進国のドイツなどでは21世紀に入ってすぐにこれを実施していることを周知したうえでの疑問です。
この話で掘り下げるとさらにムダな長文が懸念されますのでまたの機会に。
2020年下半期も引き続き、お客様にはマスク着用、複数のお客様による店内での談笑のご遠慮、の二点にご協力をいただきつつ、皆様のご来店をお待ち申し上げます。
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