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グレイテストヒッツ(グレヒ):名古屋大須の中古CDレコードショップ
2020-09-01

【USED LPs】本日グレヒ25歳のバースデイ。に無粋な営業時間変更のお知らせ。でもレコも追加してます。ジャズでふた山。

2020年9月1日。

25年まえのきょう、1995年9月1日午前11時、名古屋市千種区今池4丁目、目抜き通りである錦通り沿い、通りの向かい側には今池の交番と名門ライヴハウス、ボトムラインを望む立地の雑居ビルの一階テナントにグレイテスト・ヒッツは産声をあげました。

その3年後の1998年10月に、現在の大須店の地所に旧グレヒ大須店がオープン。2004年10月に現店舗に改築されました。

そして忘れもしない2007年10月31日。今池店は12年の歴史を閉じました。

今池、大須の二店舗体制であったのは1998年から2007年までの9年間になります。

閉店に至るまでの理由は大小いくつかあったのですが、最大の理由は前年の2006年に実施された駐禁監視員制度、ですかね。

お上のやることには手も足も出ませんが、これまで路面店のメリットを享受してきたグレヒは一転、売り上げは急降下したのでした。恨み言をグッと飲み込んで翌2008年に発生し世界経済を一大パニックに陥れたリーマン・ショックを待つことなく閉店を決意しました。

今池店閉店の雪辱を果たすべく翌2008年の年初に現在私がこのブログを書いている大須店2F、バーゲン・フロアをオープン。それからはや12年の年月が過ぎました。ホントにあっという間。まさに光陰矢の如し、です。

1995年といえば、日本社会においてはふたつの未曽有の大事件が発生した年。

ひとつは1月17日未明に発生した阪神淡路大震災。もうひとつは3月20日に発生した地下鉄サリン事件。

しかし音楽業界と言えばまさに空前絶後の我が世の春。一般的なバブルがハジけてそこそこの時間が経過しているというのに音楽ソフトの消費量は毎年更新を重ね、渋谷に外資系の大型店舗が覇権を争い、1999年の宇多田ヒカルのデビュー作である”FIRST LOVE”がアルバム売り上げ至上最高の800万枚でピークをマークするまでそれは続いたと記憶します。

大型新品店舗がそんな勢いで多店舗展開を続けるのですからそれに比例するように中古ソフト店も雨後のタケノコのごとく林立したのがこの時期。

ブックオフやTSUTAYAのような本とCDがメインの郊外型の大型店舗からわれわれのようなアナログ盤を意識的に取り扱うひと癖ヒネリを加えたサブカル系まで規模や形態はさまざま。

とりわけ、渋谷・宇田川町や大阪・アメリカ村を中心にオープンしたアナログ盤メインの中古店はいまや完全に若者音楽カルチャーとして定着したDJという音楽表現スタイルと密接にリンクすることでその立ち位置を確固たるものにしてゆきました。

グレヒもそんな時期に発足した90年代デビュー組の一端に位置しますが、当時の私はすでに30歳オーヴァー。音楽のみならずファッションや果てはライフスタイルそのものまでを若者礼賛スタイルで統一するには歳を取りすぎており、自然体でやればいいや、と開き直って取ったスタイルが現在までつづくグレヒのシニアと若者の両嗜好を折衷したハーフ&ハーフのスタイル、と自負しております。

昔話はとりとめなく続いてしまいます。そろそろ締めてゆきますか。

この四半世紀、けっして順風満帆とは言えませんでした。幾度か存続の危機を味わい何とかその都度切り抜けることができました。

これもひとえにこれまでご愛顧いただいたお客様の賜物。

とくに、中古セコ・ハン業というものは商品をお買い上げいただくだけでなく商材仕入れの生命線である顧客からの買取体制も盤石でなければなりません。

四半世紀にわたってお買い上げ、買取ともにグレヒを可愛がっていただいたすべてのお客様に、あらためて心より御礼申し上げます。

そんな御礼申し上げた舌の根も乾かぬうちに重要かつやや後ろ向き?なお知らせです。

来週明けの月曜、9月7日より、営業時間をこれまでの11:00 – 21:00 にかわり、11:00 – 20:00 に改めさせていただくこととなりました。

今池店発足から現在に至るまで四半世紀のあいだ、頑なに21時までの営業に拘り、実行してきました。

これには明確な理由があり、なんとなく21時に決めたのではありません。

当時の今池店の至近には名古屋が誇る大先輩老舗中古レコ屋であるピーカン・ファッジがあり、ピーカンが20時閉店だったためピーカンのお客様にそのあと通りを渡ってグレヒに寄ってもらおう、という思惑があったからです。

現在のグレヒ大須店も徒歩圏内の大須商店街エリアにはやはり名古屋中古レコ屋界の偉大なる先達であるバナナレコードさんがあり、バナナの閉店後に少しでもお客様が立ち寄ってくれれば、との思いから21時閉店を貫いてきました。

言うまでもないことですが、2020年は新型コロナウイルスによって世界はこれまで経験したことのない試練の只中にあり、いまだトンネルの出口を見出せない状況下にあります。

先ほど、グレヒも何度か存続の危機を経験した、と申しましたが今がまさにその何度目かの危機の真っただ中。これまでより二回りほどヘヴィにヴァージョン・アップされた敵と格闘しています。

グレヒのみならず、今はありとあらゆる業種に従事する方々があるいは存続の危機下にあり、いたるところでこの姿なき巨大な怪物と熾烈な戦いを繰り広げておられるであろうことは想像に難くありません。

それでも、今年のはじめに武漢の市場から得体の知れないウイルスがあっという間に中国全土に拡散し横浜のクルーズ船から日本に波及し、それからほんのひと月ほどで欧米、とくにアメリカでは桁違いの死者を出し、戒厳令に等しい都市のロックダウンが敢行され、いったんは落ち着いたように映った日本でも酷暑の下でふたたび感染者が増加するまでのシナリオを、誰が予想できたでしょうか?

見立てが楽観的にすぎた、と今なら言えますがそれはあくまで結果論。

どなたかがSNSで、「もう『以前の生活』は戻って来ないことを前提に行動しなければならない」という意味の発言をされておられました。オリンピックすら延期になる未曽有の状況なのですからそうなのかもしれません。

このたった一時間の営業時間の短縮を一過性とし終息後に元の21時に戻すのか20時のままフィックスでゆくのかは私でもわかりません。私個人としては「以前の生活」が戻って来てくれたあかつきには21時に戻したい、戻せる日がそう遠くないことを願ってやみません。

満25歳のバースデイ、26年目突入のこの日にこんなお知らせをするのはとても無粋でとても因果ではありますが、お客様にはご理解いただくとともに、26年目のグレヒを引き続きよろしくお願い申し上げます。

本日もレギュラーLPを店頭追加済みです。

ジャズ。BN、インパルス、ヴァーヴ等王道ラインナップの輸入盤メインにロックもほんの一握りプラスして約ふた山。輸入盤ジャズのコンディションは可もなく不可もなく、といったところ。

インパルスはジャズ棚のセクションに、それ以外は仕分けるのがメンドクサかったのですべてレジ前特設セクションに投入しました。ジャンルのディヴァイダを立てたので見にくくはないと思います。しかしレジ前特設棚もついにパンパン。つぎの追加分はどこに入れたらいいの?いずれにせよ、店頭のこの棚からチェックしてください。あ、通常のセクション棚もちゃんと見てくださいよ。スキマがあれば直接そちらに入れちゃうこともありますので。

本来ならば今週の金曜から夏セールが開催されるハズだったのですね。これに代わるクーポン券のフォーマットをただいま熟考中です。紙媒体のDMとWEBの2フォーマットで展開してゆく予定ですので、最良のカタチが出来上がりお知らせできるまであとしばらくお時間をください。放出商品と併せて、今月の20日前後に実施できれば、と画策しております。

そしてなんとか年内にセールを一回。もはや悲願になってきました。

そういえば今年はことごとくキャンセルになった日本各地のレコ市、わずかながら年内開催予定のロケ先があります。こちらは主催のレコ屋さんのゴーサインとともにお知らせしてゆきます。

9月、台風はノー・サンキュー。昨年のような各地での大被害はもうホントにトゥー・マッチ。covid-19はさらに絶対ノー・サンキュー。

激動?の2020も残すところあと4か月。なんとも奇妙な夏が普段と同じスピードで過ぎてゆく。残暑だけは一人前の不思議な夏。時の流れはやっぱり速い。

私個人としてはギンギラの夏が大好きなんですけどね。

台風9号の動向を見守りつつ、どちら様もムリのない範囲で、皆様のご来店をお待ち申し上げます。

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