【USED RECORDS】レギュラーLP、ロックをメインにひと山ドロップ済み。R.I.P.ジェフ・ベック。
1月13日。あ、13日の金曜日。
2023年が明けてはや二週が過ぎ去りました。
平穏な日常が戻って来たことは喜ばしい。しかし時の流れの残忍な速度に軽い恐怖を覚えております。
昨夜レギュラーLP、ロックをメインにひと山店頭ドロップ済みです。
これからの二週間はニュー・イヤーズ・セールに向け一枚でも多く店頭追加してゆくのみ。
一昨日の夜の買取でBBAの唯一のスタジオ1973年作が入荷しました。
そしてBBAの来日ライヴ盤(を不届きにもYouTubeで)を店内BGMで流しながらこの文章を書いております。
私、ジェフ・ベックは一度だけ観に行った記憶があります。
1978年だったか1979年だったか、高校生でした。名古屋市公会堂会場。会場だけはハッキリと憶えています。
スタンリー・クラーク、サイモン・フィリップス。いわゆるインスト・フージョン時代のバック・メンツ。あれ?ヤン・ハマーはいたんだっけ?忘れちゃいました。
私らの世代にとってジェフ・ベックのリアルタイムはまさにそのインスト期。ギターに目覚めたクラスメートが”BLUE WIND”などをコピーして弾いていました。あれ、今から思えばどの程度コピーできてたのでしょうか?ギターが弾けない私はドラムにまわったまではよかったのですが、あんな変拍子ビートを叩き出せるハズもなく😓
なので私のマイ・ベスト・ベックス・アルバムはやはり1975年作の”BLOW BY BLOW”。
当時、ジョージ・マーチンのストリング・アレンジが過剰に過ぎる、あんなのいらない、もっとシンプルに、もっとソリッドなサウンドにするべきだ、だから次作の”WIRED”のほうが傑作だ、なんていう批評が飛び交ったのを記憶しています。
そのジョージ・マーチンのオーケストラに私はシビレたんです。
ロックとフージョンのいいとこ取りしたストイックな楽曲に絡むどちらかといえばロマンティックな、まるで映画音楽のようなストリングス。
後期のビートルズやT.レックスのようなサイケデリックでもイエスのようなオーケストレイションを意識したプログレでもない。
情報も知識も乏しい70年代後半の、音楽に目覚めたばかりの高校生にわかろうはずもない。
ですが、このストリングスの響きはロックやジャズのそれではなく、むしろロックに目覚めるまで好きで聴いていたヘンリー・マンシーニやフランシス・レイの映画音楽に近いのではないかと感じたのでした。
ですから、ベックの代表作の一作にカウントされる”BLOW BY BLOW”のなかでもジョージ・マーチンのストリングスがベックのギターとマックスに共演するA、B面それぞれラスト、”SCATTERBRAIN”、”DIAMOND DUST”の二曲が今でも私のフェイヴァリット・トラックです。
昨年後半から国内外の芸能人の訃報が相次いでおります。
私とて還暦を過ぎたのですからものの順序からすれば順当と言わざるを得ないのかもしれません。
しかし、たとえば渡辺徹さん、彼と私は学年も同じのガチ同い年。こういう方々が鬼籍に入るとやはりショッキングなものがあります。
このあとはロッド、ロンの第1期JBGか、コージー・パウエルがドラムを叩いていた第2期の同バンドか、はたまたあの巨乳の美少女が凄腕ベースを弾いていた2000年代?の動画を店内に流しつつ、このロック史上に君臨したギタリストの冥福を祈りたいと思います。
レコード・コレクターズ2月号も入荷済みです。
インスタではチョコマカとお知らせしていましたが、グレヒのエコバッグのデッドストックが倉庫の奥から発掘されました。
2015年、グレヒ発足20周年を記念してその年のニュー・イヤーズ・セールに向けて作成したもの。
約8年ぶりに再会、残数を数えたら15個ほど。
これは私の完全なる独断で、これに入れてお渡しするのが最もふさわしいとされた商品量をお買い上げいただいたお客様に進呈してゆきます。
残数きわめて少につき、おひとり様一度かぎりとさせてください。いちおうレア・アイテムですよ。
セールまであと二週。1月なんて本当にあっという間。心身ともにお仕事モードにシフトしないとあとで泣きを見ることになります。
皆様のご来店をお待ち申し上げます。
名古屋 CD、DVD、レコード売るならグレイテスト・ヒッツへ。大量処分歓迎。出張買取迅速。