【USED RECORDS】GW突入! 戦国時代突入!! レギュラーLP追加!!!
4月29日。昭和の日。2023年GW突入の週末。
レギュラーLP、オビ・ロックをメインにひと山弱を店頭追加済み。
各セクションに振り分けるのがメンドーなのでとりあえずレジ前特設セクションに一時的にディスプレイ。ジャンルに入れられるタイトルは極力そちらに入れました。
グレヒは発足以来、ジャンル、アーティスト別のディヴァイダ区別の細分化を意図的に避けながらセクション作りをしてきました。
大分類(例:「ロック/ポップ」)→中分類(例:「ハードロック/ヘヴィ・メタル」)→小分類(例:特性で分けるならば「スラッシュ・メタル」、アーティスト別ならば「メタリカ」、あるいは両者の混合型「メタリカ/USスラッシュ・メタル」)。
どこのショップでもだいたいこんな感じですよね。
グレヒ、というかグレヒのなかでも私は、上記ジャンル分けのうち中分類まで適用、を原則としてきました。
これは、グレヒの商品構成が一般のお客様から買い取らせていただいたものをメインに展開していることが最大の理由です。
つまり、商品内容を細部までコントロールすることが不可能、という分かりきった理由であります。
例えば、「80年代マンチェスター・ポスト・パンク」なんていうセクションを作ったところでそこに入れるタマが継続的にあるとはかぎらないということです。
持続不可能で棚のなかにいつまでも板だけが残ってて商品があってもせいぜい1、2枚なんてセクションは無意味。
ならばあえて分類を大雑把にしてお客様に掘ってもらえばいい。
さらに、これは90年代前半、メディアが本格的CDに移行したころから、音楽性を根拠に区別したセクションだと商品が探せない、という声も多く上がりました。
こちらの例を挙げるならば、「ジャズ/ピアノ」なんてのですかね?
「キャロル・キング/ローラ・ニーロ」なんてのも、アメリカの偉大な二大女性SSWゆえ、一緒にしたい気持ちは重々理解できますが、これでは若年層ユーザーは探しきれないという声が頻発したのも事実。
その風潮を反映するように一時代を築いたタワーなどの量販店は「ロック/ポップ」の大分類のあとはすべてアルファベット順、または五十音順に、つまり超客観的な商品処理が行われていたわけです。
アメリカでも新品メインの量販店は言うに及ばず、中古メインの中・小規模なお店でもかなり客観的な分類がなされている印象が強いです。
音楽性主体で分けられているとしても、せいぜい”THE BEATLES’ RELATED misc.”くらいだと思います。
しかし、これの極端なケースも見たことがあります。
経営者が最低限の音楽知識すら不問でスタッフを雇用したためスタッフ側が大分類のジャンルすらわからない。仕方ないのでクラシック以外の洋楽すべて、すなわち、ロック/ポップの白人ポップス、ソウル/R&B/ヒップホップの黒人ポップス、果てはジャズ/フージョン系まで全部アルファベット順にディスプレイしちゃったんです。
洋楽オール・ミックス状態。
この結果は見えてます。とてもではないけど最後までは見切れない。背面展示ブック式のCD棚ゆえ手を使うことはないにせよ、棚の下部に進むほどに中腰の姿勢を余儀なくされます。
ここ最近に名古屋に林立した新規のレコ屋さんのディヴァイダは懇切丁寧。
「井上陽水/石川セリ」なんて、なんだか昭和の駅前に散見された街のレコード屋さんがタイムスリップしてきたようです。そしてこの分け方でお若い客層が商品を見つけられる、あるいは見ていて楽しいと思えていることなんでしょうか。
中古レコ屋に通われるお客様の層も昨今のシティ・ポップ・ムーヴメントを影響を受け激変したのは否めません。
達郎・まりやの中古LPを求めているおもな年齢層はそのふたりの子供の世代。中古レコ屋でビートルズの英国オリジ盤やオビ付き日本盤、ブルー・ノートのオリジ盤を求められる元来?の中古レコ屋の客層からみればひょっとすると孫の世代かもしれません。
昨日、名古屋にまたまた新たなレコ屋がオープンしました。私はまだ訪問していませんが、みなさんがSNSで入れ代わり立ち代わりに揚げられる静画や動画を見るに、オシャレな内装と商品のディスプレイのされ方、その商品内容から、ターゲットが完全に若年層にフォーカスされていることが瞬時にわかります。
彼らが物心ついたときの音楽メディアはすでにCDですらないかもしれません。まさに隔世の感。
グレヒもここいらで心身ともにリニューアルしなければならないころかも。そう考えこむ2023年のGW初日であります。
2Fカベレコも入れ替え済み。本日は午後より雨予報でしたので外レコははじめから断念しました。
西新宿のコレクターズCD専門業者さんより不意に送られてきたディラン来日音源CD-R。
今月6日@大阪フェスティヴァル・ホール。
え?なぜに1枚だけ?
今回のディラン音源または映像が今後どのようにリリースされてゆくのか、私は知る由もありません。
東名阪の全日程のソースが商品化されるのでしょうか?
とりあえず、この大阪CD-Rはバックオーダーをかけておきます。
そしてイヴェント類の告知が3点。
1.「2023年初夏セール」
5/26(金)ー30(火)@グレイテスト・ヒッツ
グレヒの定例店内セールの春夏場所。いつものようにSELL20パーセントOFF、BUY20パーセントUPの5ディ・セール。
2. 「全日本レコードCDサマーカーニバル in 浜松」
6/23(金)ー25(日)@クリエート浜松・1Fふれあい広場
コロナ禍渦中も比較的にコンスタントに開催された浜松レコ市の夏場所。
3. 「同・in 浅草」
7/1(土)ー2(日)@都立産業貿易センター台東館・7F南側会場
こちらはオリンピックとコロナ禍にズッタズタにされた浅草レコ市。2019年以来じつに4年ぶりの復活。北(東)は盛岡から西は広島まで日本全国から30ディーラーが集結。まさに圧巻のスケールであの広~い会場をレコとCDで埋め尽くします。
10日ほど前に京都・伏見稲荷に鳥居の奉納に行きました。コロナ禍以前を凌駕する夥しい外国人観光客に圧倒されました。夏の浅草も同じ光景が見られることでしょう。ホテル、早めに押さえておいてよかった💦
ひさびさにとりとめのない長文に時間を費やしてしまいました。こういう時間も必要です。あくまで仕事の一環として。
商品作成作業に戻ります。名古屋レコ屋戦国時代。はたまた恐竜時代。グレヒはT.レックスではなくトリケラトプスでありたい。なんのこっちゃ。
皆様のご来店をお待ち申し上げます。
名古屋 CD、DVD、レコード売るならグレイテスト・ヒッツへ。大量処分歓迎。出張買取迅速。